ユーザー車検をご存知でしょうか?
私も先日始めてユーザー車検を受けてきましたが、見事1発合格することが出来ました☆
車を運転することは出来ても整備に関しては本当に初心者な私。そんな私でも簡単にユーザー車検を1発合格出来ましたので、あなたも必ず合格できます!!
今回は、そんな「ユーザー車検」についてご説明します♪
素人にも分かりやすいように丁寧にご説明します★
ユーザー車検について簡単におさらい
一言でまとめると「自分で車検に通すこと」をユーザー車検と言います。
っえ???車検って、自分で通せるの?整備士資格とかいらないの??
そう思いますよね。私もユーザー車検を知るまでは、「車検は専門の人しか出来ないもの」と思っていたんですが、違うようです。
ディーラーに頼まなくても、近隣の車検専門店や整備工場に頼まなくても、自分で車検を通すことが出来るのです。
実際には、お近くの「運送支局」に自分で行って、氏名やナンバープレートなど必要事項を用紙に記入し、そこで働いている整備士さんに車の検査をしてもらって、お金を払って車検完了♪って流です。
めちゃくちゃ簡単でしょう?!
かかった時間も、運送支局に着いてから完了するまで1時間にも満たなかったです。当然込み具合によってはそれ以上かかる場合もあると思いますが、時間的には他のディーラーなどに持っていくのと大差ないと思います。
むしろ修理工場によっては数日預かる場合もあると思いますので、時間の節約にもGOODだと感じました。
実際の場所に関しては、国土交通省のHPに全国の運送支局一覧がありますので、ご確認下さい。
※軽自動車は「軽自動車検査協会」というところで車検を通すことになります。運送支局とは場所が違いますのでご注意ください。
車検の流れは概ね同じなので安心してください☆また普通車・軽自動車共に、実際に車検を受ける場合は、電話もしくはネットでの事前予約が必要になります。
ユーザー車検の検査は3回まで無料で受けられる
ユーザー車検では、初回の検査を含め合計3回までは追加料金なしに検査が受けられます。万が一整備不良があった場合は、検査時の操作ミスで落ちた場合でも落ち着いて検査の受け直しが出来ます。
再検査の際も、落ちた検査のみを受ければいいシステムになっています。
ユーザー車検の費用
ユーザー車検の費用は一般的な車検の法定費用の部分とほとんど同じです。ここの料金は日本全国どこで車検を受けても同じ料金になります。
それでは実際にかかる費用を詳しく見て行きましょう。
検査手数料
ユーザー車検では、継続検査手数料として小型車で1,700円、普通車で1,800円かかります。
ここの料金がお店に頼む場合は印紙代1,100円で済む金額になります。
自賠責保険料
全ての自動車・バイク(言動付自転車を含む)を運転する者に加入義務があるのが自賠責保険( 自動車損害賠償責任保険 )です。
普通車なら2年間で25,830円。軽自動車なら25,070円かかります。
自動車重量税
乗用車(3ナンバー、5ナンバー)であれば、車両重量によって自動車重量税が決まります。
車検証の「車両重量」という項目を見て確認してみましょう。車両総重量ではないのでご注意ください。(乗用車以外の車の場合は車両総重量で重量税が決まります)
新車購入時はエコカー減税で安くなる場合がありますが、それ以降は以下の金額がかかってきます。
車両重量 | 13年未満 | 13年以上 | 18年以上 |
軽自動車 | 6,600円 | 7,800円 | 8,800円 |
~1,000kg以下 | 16,400円 | 21,600円 | 25,200円 |
~1,500kg以下 | 24,600円 | 32,400円 | 37,800円 |
~2,000kg以下 | 32,800円 | 43,200円 | 50,400円 |
~2,500kg以下 | 41,000円 | 54,000円 | 63,000円 |
実際にかかる費用
これらの3つの合計金額が実際にかかる費用になります。
私の場合はトヨタのアイシスに乗っていますので、1,800円+25,830円+24,600円=52,230円が実際にかかった費用になります。
ユーザー車検のメリット・デメリット
メリット・デメリットについては、
>>> ユーザー車検のメリットとデメリットを詳しく解説! にまとめています。
ぜひご覧ください★
ユーザー車検で準備するもの
ユーザー車検での必要書類は、ディーラーなどで行う車検と同じになります。特段必要なものはありませんが、1つ1つ確認していきましょう。
車検証
これがないと始まりません。車のダッシュボードなどに入れているはずなので探してみましょう。
万が一ない場合は、陸運支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で300円で発行してもらえます。ディーラーなどにも頼めますが、この場合は手数料として3000~5000円程取られる場合が多いようです。
自動車損害賠償責任保険証明書
これも必要になります。
万が一紛失してしまった場合は、保険を加入した保険会社や代理店にて再発行の手続きが出来るようですが、発行まで1週間程度の時間がかかる場合もあります。あらかじめ前もって確認しておきましょう。
使用者の認印
印鑑も必要になります。忘れてしまった場合はサインでもOKのようです。
自動車税納税証明書
以前は必須のようでしたが、現在は以下の条件を満たせば必要ありません。
私は、ネットで納税していますので納税証明書は持っていません。
その他
その他の資料は陸運支局でもらう資料ですので前もって準備する必要はありません。
まとめると
の3点があれば問題ないと思います。
もちろん税金の滞納などしていないことが条件ですよ
実際の流れ
それでは実際に私がユーザー車検を受けたことを元に、流れをみていきましょう。
①電話もしくはネットで事前予約を行う
まずは事前予約が必要になります。 私は車検前日に電話予約しましたが、何の問題もなく予約出来ました。
再検査の可能性を考えると、午前中の方がオススメですね
②受付で記入用紙をもらう
ここからが、当日の動きになります。
お近くの運送支局に着いたら、「ユーザー車検予約受付」という窓口がありますので、そこで「予約した○○です」と伝えれば、用紙を3枚(私の場合は名札と併せて4枚でした)貰えるので、記入しましょう。
受付で「初めてです」と伝えると、記入する箇所や収入印紙を貼る場所など丁寧に教えてくれるので大丈夫です。また、記入する机に記載例も掲示してあるのでそれをマネして書けばOKです。車検証を見ながら必要事項を記入します。
自動車検査票
車検証を見ながら、ナンバープレートや車体番号・氏名・電話番号を記入し、普通車であれば400円の印紙と1400円の証紙を貼り付けます。
1800円が検査手数料ということですね。
継続検査申請書
これも車検証を見ながら、ナンバープレートや車体番号・車検証の氏名・住所などを記載していきます。
鉛筆で記入する欄とボールペンで記入する欄がありました。
自動車重量税納付書(検査自動車)
ピンク色の用紙になります。
これも車検証を見ながらボールペンで記入していきます。最後に自動車重量税印紙を貼り付ける場所がありますが、これは検査が通ってからでもOKです。
③検査前に下見が出来る
用紙に必要事項を記入して、検査手数料の印紙を貼った後、再度受付に用紙を持って行くと、漏れ等ないか確認してくれます。
そして「ユーザー車検は初めてです」ということを伝えていると、実際の検査場の下見を勧められるので案内に従って下見をしておきましょう。
検査場の横に「見学者通路」という場所があるのでそこから徒歩で見学します。
※必要ない方は下見しなくてもOKです。
④実際の検査を受ける
検査コースも複数ありますが、初めての方は「小型1コース」というところに行きます。(地域によっては名称が違うかもしれません)
このコースでユーザー車検が初めてだと伝えると、検査中横に検査員が付いてくれ、次にどうすればいいのか等1つ1つ丁寧に説明してくれます。
あとはその人の指示や電光掲示板の指示に従うだけ♪
検査項目は以下の通りです。
同一性の確認 | 車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるかの確認。 |
外回り検査 | 自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないかの確認。 |
サイドスリップ検査 | 前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認。 |
ブレーキ検査 | 前輪・後輪・駐車ブレーキの制動力の確認。 |
スピードメーター検査 | 実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認。 |
ヘッドライト検査 | ヘッドライトの光量・光軸が、基準値内であるかの確認。 |
排気ガス検査 | 排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の確認。 |
下回り検査 | 車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認。 |
一見難しそうに思うかもしれませんが、被検者としてやることは単純なものばかりです。
指示に従ってウインカーを出したり、ブレーキを踏んだり、ライトを付けたり、ボンネットを空けて、車体番号が書いている場所を見せたりetc…。
個人的にはスピードメーターを40kmで維持するのが若干難しく感じましたが、結果は1発クリア出来ました。
下回り検査も、自分でするのではなく検査者に見せるだけなので簡単☆
⑤重量税・自賠責保険料の支払い
無事に検査が終了したら、重量税と自賠責保険料の支払いをします。金額は先ほどお伝えした通りです。
その後、再度受付に全ての用紙を持って行けば、新しい車検証が貰えます。
お疲れさまでした☆彡
簡単だったでしょう!?
結論
いかがだったでしょうか。ユーザー車検を自分で受けることによって、車検代を節約することが出来ました★
時間に関しても、私は実際にこれらの手順に1時間もかかりませんでした。混んでる場合はそれ以上かかることもあると思いますが、難しい内容もないので初心者でも簡単にユーザー車検を行うことが出来ると思います。
ディーラーと比べると最大5万円程度の節約にもなります。
最後に繰り返しになりますが、ユーザー車検には、故障を事前に防ぐ法定24カ月点検のような内容は含まれていませんので、別途行うか最初に紹介したように車検見積もり等で事前にプロに確認してもらっておいた方が無難だと思います。
また、万が一ユーザー車検に落ちてしまった場合などは、「テスター屋」と呼ばれる民間の整備工場が近くにあると思いますので、そういった場所を活用するのもいいと思います。ご参考まで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました☆彡
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