引っ越しする時に見積もり金額をみてびっくりした経験はありませんか?
私は初めての引っ越し時、見積もり金額を見て泣きました!
単身での引っ越しの場合も、敷金・礼金を合わせると30万円からかかる場合が多いですし、家族で引っ越す場合はなんと50万~100万円以上かかることもあります!
そんな引っ越し時の初期費用。安くしたいと思いませんか?
そこで今回は、引っ越し時における初期費用を節約するマル秘テクニックについてお伝えします♪
今すぐ引っ越し予定のない人も、今後のことを考えて読んでおいて損はない内容になっています。
私自身、今回の内容で最初の見積もりから20万円以上値引きできましたよ!
引っ越し時にかかる費用について
何度も引っ越し経験のある人であれば、だいたいの「相場」や「金額がどのくらいかかるのか?」ということが分かると思うのですが、
普通の人は、わからないですよね?そう何度も引っ越しするものでもないですし…
ですので、まずは引っ越し時にかかる費用について確認しておきます☆
敷金
万が一、入居中に借主が部屋を損傷させたり汚したりした際の修繕費用として事前に預けるお金のことです。
もちろん預けるだけなので、基本的には退去時に返してくれるお金だと思ってください。
※退去時に不要なクリーニング代やクロス張替費用を請求されるボッタクリケースが多発しています。基本的に敷金は返ってくるものですので、適当にサインするのではなくしっかり確認することをオススメします。
概ね家賃の1~2カ月で設定しているところが多いようです。
礼金
敷金とよく間違われやすいのですが、絶対に間違えちゃダメです。
契約させてもらったオーナーさんに対して払う謝礼金のことです。ですので礼金は返ってきません。
礼金も家賃の1~2カ月で設定しているところが多いですね。
前家賃
これは入居する物件の家賃代になります。
例えば3月に契約して4月から入居する場合でも、3月の契約時に4月分の家賃を合わせて払っておくというものです。
もちろん、月途中からの契約なら日割り計算で払います。
仲介手数料
オーナーと借主を仲介してくれた不動産会社に払う手数料です。
家賃の0.5~1カ月で設定しているところが多いですが、上限は法律で家賃の1か月分までと決まっています。
火災保険料
万が一の火災に備えて火災保険に入っておく必要があります。
火災保険については、不動産会社が勧めてくれるので、面倒な人はそれに従いましょう。単身なら15000円程度。2人以上なら2万円程度が相場になります。
保証料
「保証会社」に加入するために必要となる費用のことです。
万が一、借主が家賃を滞納した際に保証会社が家賃の立て替えをしてくれます。
オーナーとしては食いっぱぐれなく家賃の回収ができるので、最近は保証会社の加入を必須としている物件も増えてきているようです。
家賃の0.5~1カ月で設定しているところが多いようです。
引っ越し費用
引っ越し費用は業者によってまちまちです。
引っ越し費用を安く抑えたい場合もテクニックがいくつかあります。
相場は単身の場合は3~4万、ファミリーなら10万~30万円と距離や量によっても変わってきます。
鍵交換費用
鍵の交換費用になります。
前の入居者が勝手に入ってきても困りますからね。通常のドアで15000円~2万円。オートロックだと2万~4万円程度する場合もあります。
除菌消臭代・害虫駆除代等
契約時にこのような代金を請求される場合もあります。
相場は概ね1万~3万円です。
これらの費用がかかるわけですね♪けっこう項目が多いな~
節約・値引き交渉テクニック
続いて、実際に値引き交渉時のポイントを解説していきます。
それでは、バンバン値引き(節約)していきましょう!
ステップ1 目的の物件を見つける
まずは目的の物件を見つけましょう。
最近はネットで数多くの物件を見れるようになっていますから、ネットで探しても良いですし、実際に足を運んでいける場所ならその土地に行って良さそうなマンションやアパートを探すのもオススメですよ♪
ステップ2 不動産業者に見積もりをもらう
目ぼしい物件を見つけたら、不動産業者とコンタクトを取ってみましょう。
業者に物件を伝えると、実際に案内したり内覧させてもらえます。
実際に自分の足で行くことで見えてくるメリットやデメリットがあると思いますので、そこをメモしたり頭に入れておいてください。
特にデメリットポイントを抑えるのが大事です。
デメリットを抑えておくことで、のちの交渉時に使えるネタになります。(「契約したいけどやっぱり○○がねー。あと少し安くなったらな~」など)
そして、見積もりは必ず2社以上貰うようにして下さい。
他社の見積書は1番の値切り交渉に使えます。
あと確認して欲しいのは、「管理会社がどこか」です。
管理会社が分かれば、その管理会社に直接、見積書を出してもらえば1番安く契約出来るハズですからね。
ステップ3 値下げ交渉(節約です!)
複数の見積書を手に入れたら、いよいよ値下げ交渉をしていきましょう。
値下げ交渉するにあたって大切なポイントを下にいくつか挙げておきます。
これらのポイントを抑えることで、値下げ交渉がよりスムーズになっていきます。
値下げ交渉しやすい時期・物件
まず値下げ交渉しやすい時期というものがあります。
引っ越しの時期は年度末が圧倒的に多いですよね。なので物件の値引き交渉も繁盛期ではあまり応じてもらえません。
不動産業者も次から次にお客さんが来るので、値下げ交渉をしてくる人にはあまり真摯に向き合ってくれない場合もあります。
狙い目は閑散期の5月~8月です。
この時期はお客さんが少ないので値下げ交渉もスムーズに受け入れてもらえる確率がグッと上がります!
そしてもちろん新築の人気物件はなかなか値下げ交渉に応じてもらえません。
当然空き状況が続いている物件は少しでも早く入居してもらいたいので値下げ交渉に応じてもらいやすいです。
契約する意志があることを理解してもらう
まずは相手に、しっかりと契約する意志を理解してもらうことが大事です。
「この人は本当に契約する意志があるな」と担当者が分かれば、値下げ交渉にも応じてもらいやすいです。
具体的な金額を提示する
ただ単に「もっと安くしてほしい!」と相手に伝えても、最大限の値引きをしてもらえることはないでしょうし、値引き額も相手のペースになってしまいます。
自分である程度の希望価格は決めた上で、具体的な金額の提示をしながら値下げ交渉した方が相手にも受け入られやすいです。
はじめは希望価格よりも低い金額提示から
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック(門前払いをさせる) と言われている方法です。
例えばあなたは、10万円の電化製品を8万円くらいで欲しかったとします。
その際に、いきなり「8万にして」と言っても断られるかもしれないので、初めは「5万にして!」とお願いします。
すると、店員さんはだいたい断ります。その後、「じゃー7万、8万」などと、金額を上げていく作戦です。
こちらも妥協するんですが、妥協しても目的の金額になるようにダメ元で低い金額提示から始める訳です。
相手は人です。
人は頼まれごとを断ると罪悪感を感じてしまう心理を利用した方法です。
値下げ交渉はお互いの譲歩で成り立つものです。
あたかもこちらも譲歩しているんだと相手に思わせるのに最適な方法ですね。
下から目線で丁寧にお願いする
「このくらいの金額が妥当だからあと○○円値下げしろ!」
と言われて、気持ちよく「解りました!」なんて言う人はまずいませんし、私が逆の立場だったら偉そうにする人に値引きなんてしたいと思いません。
値下げ交渉の基本は下から目線です。
「この物件にどーしても決めたいのだけれど、予算が足りないからあと○○円値下げしてもらえないでしょうか?」
と丁寧に交渉した方が、スムーズに応じてもらいやすいです。
お互いに気持ちの良い取引を心がけましょう♪
項目ごとの値下げ交渉テクニック
値下げ交渉の基本を押さえたら、項目ごとに値下げするポイントを見ていきましょう!
家賃
「家賃は値下げ出来ないでしょう!」
と思っている方も多いですが、値下げできます。
新築物件はさすがに難しいですが、築年数の経過と共に値下げ交渉に応じてもらいやすいです!
家賃が1000円安くなれば2年で24000円の節約になります!
賃貸物件は2年契約がほとんどですので、たかが1000円と考えずに、値下げ出来ないか確認してみましょう。
家賃は毎月払う金額になるので安易に考えない方がいいですよ!
敷金
先ほども言った通り、敷金は退去時に返ってくるお金です。
ですのでそこまで躍起になる必要はありませんが、なるべく初期費用を抑えるためには家賃の1カ月以内にできないか聞いてみましょう。
1ヶ月分も敷金を払いたくない場合は、敷金・礼金共にかからない「ゼロゼロ物件」というのも増えてきました。
そういった物件を検討するのも良いと思います。
※但し「ゼロゼロ物件」は敷金・礼金がかからない分、その他の諸経費が高く設定されがちですのでしっかりと確認が必要です。
礼金
礼金は返ってこない金額でしたね。ですのでここが値切りポイントになります。なるべく抑えるよう交渉術の見せ所です。
特に空き状況が続いている物件は、礼金なしでも入居者を入れたいのがオーナーの本音ですから、そういった状況を知っていると尚交渉しやすいですね!
前家賃
これは実際に払う家賃ですから、なかなか値引きは難しいかもです。
ただ月末入居になるとその月の費用は無料にしてくれる場合もあります。
仲介業者やオーナーによってもまちまちですのでご確認下さい。
仲介手数料
ここも値切りポイントになります!
不動産業者によっても大きく金額が変わってくるところなので、各見積書と比較したり、見積書を交渉時の材料にしたりなど値下げできないかじっくり検討してみましょう。
たまに、管理会社の物件なのに仲介手数料を平気で見積書に載せている業者もあります。
私はこれを指摘して仲介手数料をタダにしてもらった経験もあります!
火災保険料
火災保険料は不動産業者に指定されたものを契約しがちですが、自分で探してきたものを使うことも可能です。
これは法的に決められていることです。
「保険料が高いな!」と感じたら、まずは保険内容を確認し、余分に契約していないか確認しましょう。
そしてネットなどで自分で保険会社を選んでみると節約に繋がる場合も多いです。
火災保険の内容としては「建物」「家財」「個人賠償責任」などがあるのですが、賃貸契約で大事になってくるのは後者の2つ「家財保険」と「個人賠償責任保険」です。
特に家財にかける保険の金額によって保険料も大きく変わってきます。
家財の保険料が100万円の場合は年間保険料は4000円。
家財の保険料が300万円の場合は年間保険料が8000円程度かかります。
つまり不動産業者が勧めてくる火災保険は家財が300万円に設定されていたりなど、場合によってはかけすぎになっているのです。(保険金は実費しか請求できませんから)
自宅内にある家財の合計金額がだいたいいくらくらいになるか計算してから保険を選ぶと、節約に繋がるという訳ですね★
保証料
近年は「保証会社」への加入を必須としている賃貸物件も増えてきました。
オーナー目線で考える家賃滞納の心配がないので当然かなとも思いますが、家賃滞納なんてしたことのない皆さんにとっては無駄に感じるでしょう。
連帯保証人を立てるから保証会社への加入はなしにできないか交渉してみるのも手です。
特に入居後の更新の際には今まで家賃滞納がないという実績がある分、交渉に応じてもらえやすいようです。
また連帯保証人を立てている人には、保証料はオーナーが負担している物件も実際にあります。
私は家賃滞納なんて考えもしなかったのでこの制度には疑問がありますが、世間には滞納する人も結構いるようなので難しいですね。
引っ越し費用
引っ越し費用も節約可能です。
極論、自分でやってしまえばタダな訳ですから。
基本的には大きい荷物のみ業者に任せて、小さい荷物は自分で行うようにすると安く出来ます。
楽々単身パックなど小荷物でまとめると安くなりますよ。
鍵交換費用
鍵交換費用は当然のように借主に請求される場合が多いですが、 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、賃貸物件の鍵交換費用は、貸主が行うべきであるとされています。
ですので、鍵交換費用を請求された場合は、「貸主が負担するべきでは?」といった主張をするのも1つの手です。
ただし「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」はあくまでも指針であり、絶対ではありません。
契約書にどちらか負担するべきか書かれていると思いますので、しっかりと確認しておきましょう。
時折、新築物件なのに鍵交換費用を請求してくる場合もあります。
不動産業者の言い分としては、「施工会社が合鍵を作っている恐れがある」と言うことが多いですが、そういった可能性はないので鍵交換せずに入居するようにしましょう。
除菌消臭代・害虫駆除代等
このような名目で初期費用に上乗せされる場合もあります。
その他エアコン清掃代等で請求される場合もあります。
退去時なら未だしも、入居時に借主が払う必要が本当にあるのかはなはだ疑問が多い内容ですね。
ですので、このような金額を請求された場合は、「なぜ必要あるのか?」「前の入居者やオーナーが行うべきじゃないのか?」等の質問を行います。
それでも必要だと言われた、「実際に施行した際の内容とその時の様子」を写真付きの資料としてもらいたいと伝えましょう。
ぼったくり業者にぼったくられないように十分に注意しましょう!
実際に20万円以上の節約に成功しました!
私はこれらの方法を駆使して節約に成功しています。最後に私の事例を簡単にご紹介しますね。
2LDKの新築物件だったので、値引きもなかなか難しかったですが、なんとかここまで値引きしてもらえました☆
家賃6万円の物件 | |
敷金 | 6万円→そのまま |
礼金 | 12万→3万円 |
前家賃+日割り家賃 | 7万円→6万円(25日入居で5日分サービス) |
駐車場+共益費 | 7000円→そのまま |
仲介手数料 | 6万円→1万円 |
火災保険料 | 2万円→1万5千円 |
保証料 | 6万円→そのまま |
引っ越し費用 | 8万→2万5千円 |
鍵交換費用 | なし |
除菌消臭費用 | なし |
合計 | 47.7万円→26.7万円(21万円の節約に!) |
当初の見積書では、47.7万円だったのが、最終的に26.7万円に!
21万円の節約で、なんと44%オフになりました!詳細は以下のとおりです。
この物件は敷金1か月、礼金2か月で設定されていました。
当初私は、家賃を1000円でも値下げできないのか考えていたんですが、新築物件だったこともあり、そこの値引きは断念。
後述する保証料の兼ね合いもあって、礼金を0.5か月にしてもらえました。
また、25日に契約したのですが、通常だと日割り家賃を払う必要があるんですがそこも快くサービスしてもらえました。
この物件、新築マンションだったんですが、あと1部屋だけなかなか埋まらなかったようです。
オーナーさんとしては早く「満室御礼」にしたかったらしく、値下げ交渉に応じてもらえた訳です。
仲介手数料も複数の仲介業者から見積もりを取り、競争してもらいなんとか1社から「1万円で!」という承諾を頂けました。
火災保険料は当初の指定だと2万円かかったのですが、自分で選んで5000円の節約♪もちろん指定されたものと同等以上の補償内容にしています。
保証料はほんと言うと払いたくなかったのですが、ここはこっちが折れた形になりました。ここで譲った分、礼金などでグッと安くしてもらえたわけですね。
値下げに関わらず、交渉はお互いの譲歩が大事!
鍵交換費用や除菌消臭費用などは新築物件だったので、当然かかりませんでした♪
引っ越し代は自分達でやれなくはなかったんですが、忙しかったこともあり、大手引っ越し業者さんに格安で頼むことが出来ました☆
結論
引っ越しの初期費用を節約する方法について私の事例も踏まえて、まとめました♪
私はこのような方法を使って、実際に21万円(44%オフ)の節約に成功しました!
参考になる点はそれぞれ違うとは思いますが、これから引っ越しを予定されている人は是非参考にしてみてくださいね☆
また、初期費用を抑える為にはこれらの方法以外にも「フリーレント物件」というものもあります。
フリーレントとは、一定の期間(1カ月が多いです)家賃がかからないものです。前家賃がいらないので、その分初期費用が抑えられるという訳です★
最後に忘れないで欲しいことは、不動産業者も仕事でやっているので利益が必要だと言うことです。
自分の要求ばかり伝えるのではなく、相手のことも考慮してwin-winの関係が築けると、入居後も良い関係が続けられそうですよね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました☆彡
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