歯科検診ってついつい面倒臭くて後回しになりがちですよね?
しかも費用も地味にかかるし、期間もかかるし…。
でも、その考えってやっぱり大きな損失に繋ってるんですよね。
30代以上の約8割が歯周病だとも言われている中で、適切な歯周病対策は逆にお金と時間の節約に大いに効果を表します。
なんと虫歯や歯周病を放置してしまうと、3200万円以上の損失になる場合もあるのです。
どーしてそんな大きな大金の損失に繋がるのか?!今回はそんな話についてです。
さ、さ、3000万!?家が1軒建つ金額だよっ!すごい節約効果だ!
歯には3200万円以上の資産価値がある!
そ、そんな大げさな!!!汗
あなたもそう思われたのではないでしょうか?でも、実際はそんなに大げさな金額ではありません。
大人の歯というのは、親知らず入れると32本あります。1本100万円以上の価値があると言われているので、誰しも少なくとも3200万円以上の価値を持っているということです。
本当に1本100万円以上の価値があるのか?
日本予防医学協会の調査によると、歯科医が考える歯の価値というのは1本104万円だそうです。
現在最も天然の歯に近いものがインプラントです。インプラント1本あたりの費用は平均30万~40万円します。(インプラントネットより)そう考えると、天然の歯の価値は100万円だと言っても全然おかしくない数字です。
天然の歯を持っている時点で3200万円の資産運用をしていると考えるべき
1本100万円の価値のある歯を持っている私たちは、生まれながらにして3200円の資産運用を任されているといっても過言ではありません。
その貯金を少しずつ、少しずつ切り崩しながら生活していることを自覚すると、歯を大切にしようという気持ちが生まれるのではないでしょうか。
しかも歯というのは、お金とは違って一度失うと二度と元には戻りません。100万円は失っても、また稼ぐことが出来ますが、歯はそうはいかないですよね。
歯を失う原因は虫歯より歯周病が多い
歯医者に行くのは、虫歯治療のためだという認識が多いですが、虫歯以上に怖いのが「歯周病」です。以下の図を見てください。
歯を失う原因の42%が「歯周病」で、次に多いのが「虫歯」の32%という結果になっています。
この歯周病の怖いところは、ほとんど自覚症状がなく経過するというところです。「痛み」や「ぐらつき」が出てきたらもう重度になっており、手遅れになっている場合も多いようです。
また、歯周病は口の中だけでなく、「脳卒中」「動脈硬化」「心臓病」「糖尿病」「肺炎」「骨粗しょう症」など、全身のさまざまな病気を引き起こす原因になると言われています。
これらの病気は、実際に命にかかわる病気なので、「歯周病を放置すると命にかかわる」と言っても決して言い過ぎではないです。
歯周病を予防する方法
「3200万円の資産だけでなく、その命をも脅かす歯周病の予防方法」いったいどうすればいいんでしょう?
ここでは誰でも簡単に出来る歯周病の予防法についてご説明したいと思います。
正しい歯磨き
歯周病を予防するためには、まずは自宅も出来る歯磨きをしっかりと行うことが効果的です。正しい歯磨きにはいくつかのコツがあります。正しい歯磨きを身につけて、歯周病予防に役立てましょう♪
歯ブラシを握る手はえんぴつ握りで行うようにしましょう。よくグーにして磨いている方がいますが、その方法だと細かいところまで磨けないんです。
そしてまずは、軽い力で小刻みに動かすことが基本です。歯磨きのよくあるイメージって、横にゴシゴシと音を立ててやっていますが、あの方法はかえって磨けていないことが多いそうです。軽い力で小刻みに、1本1本丁寧に磨くことが基本的な正しい歯磨きの方法です。
そして、歯茎の周りを念入りに行ってください。歯周病は歯茎の根本に出来ますので、歯と歯茎の間を残すことなくしっかりと磨くことが大事になります。
私は朝・昼・晩と1日3回歯磨きをしていますが、歯周病や虫歯予防の観点からは、複数回よりも1日1回以上、しっかりと入念に歯磨きすることの方が大事なようです。
今日から私も、夜の歯磨きはしっかり時間をかけて行います!
歯間ブラシやフロス(糸ようじ)の使用も必須です。私は、100均のフロスを使い続けていますが、フロスを使うと食べ物のカスがよく取れます。 1度使い始めると、よく今までフロスなしで磨いてきたな(汗)という感覚になりました。
まだ使っていない人は、自分のためにも是非使ってみてください。100均にもあります!
歯ブラシは小さ目のものを使いましょう。歯医者さんで勧められる歯ブラシも小さいサイズが多いですもんね♪
禁煙する
タバコは歯周病を悪化させます。タバコの煙の中には、タールやニコチンをはじめ多くの有害物質が含まれています。
そして、その有害物質が歯に付着するとその上にプラーク(歯垢)がつきやすい状態になり、それが歯石となって歯周病に発展していきます。
タバコは百害あって一利なしです。
節約の観点からも、禁煙するだけでかなりの節約効果になりますからね★
定期的に歯医者さんで歯石除去をしてもらう
いくら丁寧に歯磨きしたり、禁煙して健康に気を付けても、自分では取れきれない歯石というものが溜まってしまいます。
これは仕方のないことです。必要経費だと割り切って、3か月~6か月に1度は歯医者さんに定期健診も兼ねて歯石を取りに行くことが大切だそうです。
歯石除去の種類と費用
歯医者さんで歯石除去をしたことのない人は、その方法や費用面が気になりますよね。歯医者さんで出来る歯石除去には3種類あります。
スケーリング
1番簡単なものになります。歯の表面の歯石を除去することで、保険診療だと上の歯と下の歯を2回に分けて行う必要があるようです。3割負担の方だと1回あたり1000円程度ですので、上下合わせると2000円程度ですべての歯石除去ができますね。(診療代等別)
私はいつも痛みなく行えることが出来ています。
ルートプレーニング
歯茎の中にある取りにくい歯石を除去するのがルートプレーニングです。固くこびりついているので1回の治療で取りきることはできないようです。大体3~6回に分けて行われるようです。保険診療で1本200円程度です。
私は以前4回に分けてやってもらいましたが、場所によっては少し痛かったかな~
フラップ手術(歯肉剥離搔爬術)
しにくはくりそうはじゅつと読みます。 搔爬術(そうはじゅつ)とは、 体表面または体腔表面の軟組織を“かきとる”ことをいうそうです。ルートプレーニングでも取りきれなかった歯石を、歯茎を切ってかきとるんですね。
もちろん部分麻酔をするので痛みはないようです。保険適用で1本2000円程度です。
私はまだやったことありませんが、手術と聞くと、やっぱり怖いね!
歯石除去も、放置するとその費用負担がどんどんかさんでいくんですね。虫歯治療と同じで、早めの歯石除去が大切になってきます☆
また、歯医者では歯石除去だけでなく個々に合わせたブラッシング指導もやってもらえるのでオススメです♪
結論
いかがだったでしょうか。ついつい後回しにしがちな歯科検診。安易に放置するのはやめましょう!
あなたの口の中にも3200万円の資産があります。普段の歯磨きや歯科検診を受けて歯を大事にすることが健康の第一歩です♪
インプラントや入れ歯を作るのには時間もかかりますし、不安や不自由に生活する時間もかかってしまいますね。
歯は小まめなメンテナンスが必要になりますが、それをやるとやらないとではまさに人生が大きく変わると言っても過言ではないと思います。
歯医者に行くと多少費用はかかりますが、1本100万円の損失だと思えば、歯石除去にかかる数千円なんて安く感じれますよね。
歯が1本なくなるだけならまだマシですが、脳卒中や心臓病など命にかかわる病気のリスクも忘れないでください。節約も大事ですが、何より健康が1番ですからね。
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