新型コロナウイルスのニュースが連日放送される中、街中ではマスクの在庫切れが続いています。
これから花粉シーズンが本格化し、新型コロナウイルスも日本で蔓延しつつあるのでこれらは大問題となっています。
しかし、マスクだけではありません。
現在日本の貿易相手国No.1が中国です。
その中国市場が新型コロナウイルスの影響でマヒしており、今後日本にさらなる影響を及ぼす可能性があります。
マスク以外にも様々な製品が中国で生産・輸入されています。
今回は、マスクの次に在庫切れになる商品をまとめてご紹介します。
米や缶詰
缶詰の中には一部中国製品が多く存在しています。
新型コロナの影響で中国からの缶詰が一時品薄になる可能性は大いにあると思います。
しかし、どうでしょう?中国製品の缶詰欲しいですか?
中国製品を好んで買いたい人はそれほど多くないと思います。
しかし問題が1つあります。
パニックによる買い占めです。
今回日本の小中高が一斉に臨時休校になりました。
この影響で一気に国民の間にパニックが広がり、「トイレットペーパーが不足する」といったデマが流れました。
これはデマです。
トイレットペーパーなどの紙類は日本で生産されているので不足する可能性は本当に低いです。
でもとりあえず買いに行きませんでしたか?
デマだと分かってるけど、ニュースでは空っぽの陳列棚ばかり…。
「万が一にもなくなったら困るし…」
「どーせ必要なものだから…」
こういった理由でどんどん買い占めが加速し、一時的に品薄になる可能性が大いにあります。
そしてこれは、トイレットペーパーに限らず、米や缶詰・カップラーメン・生理用品などの必需品に波及する恐れが十分にあります。
必要以上に買い占めはやめましょう。
衣料品
日本国内で販売されている衣類品の97.6%が海外で作られたものです。(経済産業省製造産業局生活製品課資料より)
ほとんどが海外製品じゃん
今自分の着ている衣服のタグを見てみましょう。
made in chinaとかmade inベトナムとか書かれていると思います。
私たちが普段買い物している有名店はほとんどが全国チェーン展開しています。
そしてほとんどのお店が、中国やベトナムをはじめアジア圏内で生産されているのです。
UNIQLOやGUの公式ホームページにも掲載されていますが、衣類品の生産・物流に既に遅延が生じています。
発売日が延期になったり、在庫切れの商品が入荷出来ない状況が続いています。
「不足」といった事態にまでは発展していませんが、今後の情報に注視が必要です。
文房具
文房具用品もその多くが中国で作られています。
KOKUYOやパイロット、トンボなど誰もが聞いたことある会社ですよね。
ノートや鉛筆・消しゴムにボールペンなど、学生だけでなく会社員にも必須の商品です。
今のところネットショッピングなどでは在庫切れの情報はありませんが、一部の100円均一のショップなどでは品薄という情報もあります。
野菜
農林水産省の統計によると、新型コロナウイルスが武漢で蔓延してから、中国産野菜の輸入量が激減していると発表されました。
特に玉ねぎは前年前年同期比で89%減、ネギが81%減、ニンジンは77%減だったと発表されています。
混乱は長期化すると予想されており、一部の外食業者は国産に変えているようです。
これらのことから予想されるのは
スーパーなどで販売している野菜に関しては、国産を好んで使う人も多くそういった場合は今すぐには影響が出ないかもしれません。
しかし、外食時には影響が出てきそうです。
外食や加工食品で作られている野菜の多くは外国産です。
中国産の野菜が不足すると直に影響が生じてくるかもしれません。
電化製品
電化製品も中国製が多い製品の1つです。
高性能の日本製品でも一部の部品には中国などの海外で作られたものが多いようです。
ですので急に故障した場合など「修理部品が入荷出来ない為に修理できない」といった事例が起きかねないわけです。
また、日本が輸入している通信機の大多数を占めるのも中国だということも注視しておくべきことだと思います。
スマホやイヤホンなど在庫不足になる可能性があるね
自動車
自動車の部品も中国製品が使われているものがあります。
マツダは、新型コロナの影響で中国南京市の工場を一時生産中止に。
現在は再開していますが、生産制限をかけ、一部車種の生産も見合わせていると発表しています。
トヨタ・ホンダなどに関しても一部稼働中止を行っていましたが、現在は特に遅延している等の発表はありません。
トイレットペーパーは?
香港では実際にトイレットペーパー不足が起きているようです。
日本でも今後このような事態になるのでしょうか?
専門家によると、「トイレットペーパーの不足には陥らないだろう」とのこと。
理由としては、国内に既に多数の在庫が確保されており、中国よりも他の国から輸入されている場合が多いようです。
トイレットペーパーが不足しなくてまずは一安心
結論
新型コロナウイルスの影響で「直接的な感染のリスク」もありますが、「間接的に生活に対する支障」もこれから増えてくるかもしれません。
今のところ1番に「感染のリスク」に対する不安が強いですが、間接的な問題も今後見過ごせなくなってくる場合もあると思われます。
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